1: とらねこ◆EDwr815iMY 2015/04/12(日)04:43:19 ID:ToF
BLOGOS
もはや必要がなくなってしまった運動の末路
赤木智弘
ペットボトルのキャップを集めて、世界の子供たちにワクチンを届けることを全面に押し出して活動をしていた、NPO法人「エコキャップ推進協会」が、1年半にわたりワクチン代の寄付をしていなかったことが、寄付先であった団体からの告発により分かった。(*1)
これに対してエコキャップ推進協会は「使い道の方向転換を図った事実を連絡しなかったことが誤解を招いた」と表明している。(*2)
寄付は寄付先団体の目的に応じて、寄付者が賛同することにより行なわれるものであり、決して寄付先団体に対する寄付者による信任ではない。
当然、使途を偽って寄付を募るというのは論外であり、誤解も6回もないと言う他ない、実に呆れた話である。
そもそも「ペットボトルキャップのリサイクル」という事自体も、極めて効率が悪く、輸送などによって環境に悪影響を与える行為であると批判する人も少なくない。ネット上でも今回の問題に対して、そのような批判が沸き起こっている。
ただ、1つだけ理解して欲しいのは、少なくとも僕が子供の頃においては、こうした活動にも意味があったということだ。
かつて、日本にペットボトルの飲み物というものはなく、外出先などで気軽に飲むという今のペットボトル飲料の役割を、缶飲料が果たしていた。
缶飲料は今でこそ、缶から離れないプルタブだが、昔は飲料用の缶でも「プルトップ」という、缶から外れるフタが使われていた。
これが実に厄介な代物で、今のペットボトルであれば、一度外したフタも再びフタとして使えるのだが、プルトップはもとに戻すこともできず、ただ邪魔な存在であった。
僕などは、取ったプルトップを缶の中に入れてから飲んでいたが、わずながらも誤飲の可能性のある危険な方法であった。
しかし、そうでもなければ、その場で捨てるか、指に指輪のようにはめておくことしかできない。だから、多くの人はその場で捨てることを選んだ。昔は、道端をちょっと見渡せば、どこにでもプルトップは落ちているものだった。
この町を汚す厄介者であったプルトップの清掃と、金属の売却益による寄付という、一挙両得を目指したのが、今のペットボトルのキャップや、プルタブを集める運動の原型である。
まぁ、当時からその利益性は疑問視されることもあったが、実際に町中の清掃になることや、当時のリサイクルのブームも追い風になって、学校などを中心に、多くの支持を集めていた。
しかし、プルトップはプルタブになり、缶から外れなくなったことにより、プルトップのポイ捨ては無くなった。また、ペットボトルというフタが金属ではなく、フタとして再利用できる容器が登場した。
町中の清掃という意味ではこれらの運動の必要性は無くなったが、これらの運動を必要とし続ける人は存在し続けた。それは、支援を受ける人達ではなく、こうした活動に関わっている人達である。
この活動に専従している職員はもちろん仕事を失うわけには行かないし、また活動を成り立たせてきたボランティアの人達にとっても、日々の活動を辞めることができなかった。
その結果として、「大したお金にならないペットボトルのキャップを集める」とか「プルタブをわざわざちぎって集める」という、意味の分からない極めていびつな形で、これらの運動は存続してしまったのである。
かつては正しかった運動も、時代の変化を経て、必要のないものになってしまった。しかしそうそう人は自分たちの生活を切り替えることができない。そのひずみが今回はこうした形で噴出してしまった。
(以下略)
詳細のソース
http://blogos.com/article/109901/
もはや必要がなくなってしまった運動の末路
赤木智弘
ペットボトルのキャップを集めて、世界の子供たちにワクチンを届けることを全面に押し出して活動をしていた、NPO法人「エコキャップ推進協会」が、1年半にわたりワクチン代の寄付をしていなかったことが、寄付先であった団体からの告発により分かった。(*1)
これに対してエコキャップ推進協会は「使い道の方向転換を図った事実を連絡しなかったことが誤解を招いた」と表明している。(*2)
寄付は寄付先団体の目的に応じて、寄付者が賛同することにより行なわれるものであり、決して寄付先団体に対する寄付者による信任ではない。
当然、使途を偽って寄付を募るというのは論外であり、誤解も6回もないと言う他ない、実に呆れた話である。
そもそも「ペットボトルキャップのリサイクル」という事自体も、極めて効率が悪く、輸送などによって環境に悪影響を与える行為であると批判する人も少なくない。ネット上でも今回の問題に対して、そのような批判が沸き起こっている。
ただ、1つだけ理解して欲しいのは、少なくとも僕が子供の頃においては、こうした活動にも意味があったということだ。
かつて、日本にペットボトルの飲み物というものはなく、外出先などで気軽に飲むという今のペットボトル飲料の役割を、缶飲料が果たしていた。
缶飲料は今でこそ、缶から離れないプルタブだが、昔は飲料用の缶でも「プルトップ」という、缶から外れるフタが使われていた。
これが実に厄介な代物で、今のペットボトルであれば、一度外したフタも再びフタとして使えるのだが、プルトップはもとに戻すこともできず、ただ邪魔な存在であった。
僕などは、取ったプルトップを缶の中に入れてから飲んでいたが、わずながらも誤飲の可能性のある危険な方法であった。
しかし、そうでもなければ、その場で捨てるか、指に指輪のようにはめておくことしかできない。だから、多くの人はその場で捨てることを選んだ。昔は、道端をちょっと見渡せば、どこにでもプルトップは落ちているものだった。
この町を汚す厄介者であったプルトップの清掃と、金属の売却益による寄付という、一挙両得を目指したのが、今のペットボトルのキャップや、プルタブを集める運動の原型である。
まぁ、当時からその利益性は疑問視されることもあったが、実際に町中の清掃になることや、当時のリサイクルのブームも追い風になって、学校などを中心に、多くの支持を集めていた。
しかし、プルトップはプルタブになり、缶から外れなくなったことにより、プルトップのポイ捨ては無くなった。また、ペットボトルというフタが金属ではなく、フタとして再利用できる容器が登場した。
町中の清掃という意味ではこれらの運動の必要性は無くなったが、これらの運動を必要とし続ける人は存在し続けた。それは、支援を受ける人達ではなく、こうした活動に関わっている人達である。
この活動に専従している職員はもちろん仕事を失うわけには行かないし、また活動を成り立たせてきたボランティアの人達にとっても、日々の活動を辞めることができなかった。
その結果として、「大したお金にならないペットボトルのキャップを集める」とか「プルタブをわざわざちぎって集める」という、意味の分からない極めていびつな形で、これらの運動は存続してしまったのである。
かつては正しかった運動も、時代の変化を経て、必要のないものになってしまった。しかしそうそう人は自分たちの生活を切り替えることができない。そのひずみが今回はこうした形で噴出してしまった。
(以下略)
詳細のソース
http://blogos.com/article/109901/
2: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)04:46:32 ID:jTG
>僕などは、取ったプルトップを缶の中に入れてから飲んでいたが、わずながらも誤飲の可能性のある危険な方法であった
普通飲み終わってから入れるだろどんだけ池沼なんだよ
普通飲み終わってから入れるだろどんだけ池沼なんだよ
3: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)05:45:18 ID:tG6
>>2
だよねぇ。
こんなやり方初めて聞いた。
だよねぇ。
こんなやり方初めて聞いた。
8: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)08:46:23 ID:qkk
>>2
こんなことしてる奴いなかったし
プルトップはそこら中に捨てられてもいなかった
こんなことしてる奴いなかったし
プルトップはそこら中に捨てられてもいなかった
10: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)09:16:13 ID:39v
>>2-3
もっと上の世代の「環境(キリッ
な人のごく一部がやってた。
筆者は対象外な気はする
もっと上の世代の「環境(キリッ
な人のごく一部がやってた。
筆者は対象外な気はする
4: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)07:17:58 ID:zF9
もはや "エコ" ではなく、"エゴ" であると...
6: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)08:03:35 ID:Ex4
NPO:次ぎはレジ袋のリサイクルにしよう
7: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)08:29:35 ID:M4x
産業革命の陰で皆やることが無くなっていく…次は俺の番だな
まあその先にある完全機械化の世界は人類皆貴族のユートピアなんだが
まあその先にある完全機械化の世界は人類皆貴族のユートピアなんだが
9: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)08:58:34 ID:yvn
日本では善意で儲ける事は悪事という認識があるからな。
11: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)09:36:09 ID:vN8
リサイクルはお金がかかるしエコではないからねえ
リユースを推進するのがいいんじゃない
リユースを推進するのがいいんじゃない
12: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)09:39:29 ID:MrE
> 取ったプルトップを缶の中に入れてから飲んでいた
誤飲がどうとか以前に、汚ねえだろうが
信じられんわ
誤飲がどうとか以前に、汚ねえだろうが
信じられんわ
14: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)09:48:09 ID:5LD
>>12
いや汚い言うなら缶に口つけて飲んでる時点で
プルタブもぎとるのは聞いたことあるな、もはや小さいものを集めるという概念的な行動だった
いや汚い言うなら缶に口つけて飲んでる時点で
プルタブもぎとるのは聞いたことあるな、もはや小さいものを集めるという概念的な行動だった
23: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)11:02:30 ID:MrE
>>14
そこは個人差で、拭いてから開缶して飲む人とかはいるが
まさかプルトップを取ってから拭いて缶の中には入れてないだろうと思って
そこは個人差で、拭いてから開缶して飲む人とかはいるが
まさかプルトップを取ってから拭いて缶の中には入れてないだろうと思って
13: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)09:43:01 ID:MrE
> プルタブをわざわざちぎって集める
そんな馬鹿な運動があったのは全然知らなかったわ
そんな馬鹿な運動があったのは全然知らなかったわ
15: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)09:52:49 ID:wqI
以前のバイト先でもエコキャップ運動、していましたけど、
集めたキャップはNPO法人に送らずに、同じ系列の別の工場に送って、そこで分類・粉砕してから
「リサイクル資源」として売却してました。あぁ、そういえば、昔、ドラえもんが「ポリオ撲滅運動」のCMに参加していましたが
もう何10年も運動を続けているのに、なぜ撲滅が出来ないんでしょうね。
集めたキャップはNPO法人に送らずに、同じ系列の別の工場に送って、そこで分類・粉砕してから
「リサイクル資源」として売却してました。あぁ、そういえば、昔、ドラえもんが「ポリオ撲滅運動」のCMに参加していましたが
もう何10年も運動を続けているのに、なぜ撲滅が出来ないんでしょうね。
17: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)10:20:25 ID:Uco
フィルムもキャップもPETで作ってくれないかな。
18: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)10:23:51 ID:OAX
19: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)10:33:52 ID:JsN
連合の笹森が理事長やってた団体ね
運営も活動内容も胡散臭さしかないのに騙されるやつがいるんだなあ
運営も活動内容も胡散臭さしかないのに騙されるやつがいるんだなあ
20: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)10:37:18 ID:WVl
やっぱ代表や理事は天下りの利権だったか。
堅いとこにいける奴と、こんな団体の存在自体が危ないとこに行く奴とじゃ
やっぱ現役の時の地位に大きな差があるんだろうな。
堅いとこにいける奴と、こんな団体の存在自体が危ないとこに行く奴とじゃ
やっぱ現役の時の地位に大きな差があるんだろうな。
21: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)10:51:01 ID:CN7
NPO法人自体が胡散臭いの多すぎて…
22: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)10:55:46 ID:tnt
>寄付は寄付先団体の目的に応じて、寄付者が賛同することにより行なわれるものであり、
>決して寄付先団体に対する寄付者による信任ではない。
これだよな
寄付を募ってる側は総じてこの認識が甘いと思うよ
日本ユニセフなんかもそう
>決して寄付先団体に対する寄付者による信任ではない。
これだよな
寄付を募ってる側は総じてこの認識が甘いと思うよ
日本ユニセフなんかもそう
24: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)11:28:38 ID:bwx
そもそもキャップの材料ってポリプロピレンじゃなかったっけ?
PETやアクリルなら、単価が高いからリサイクルで利益が上げられるけど、
ポリプロピレンってメチャクチャ安いくて、
リサイクルして利益出す業者はほとんどいないんだけどな
PETやアクリルなら、単価が高いからリサイクルで利益が上げられるけど、
ポリプロピレンってメチャクチャ安いくて、
リサイクルして利益出す業者はほとんどいないんだけどな
16: 名無しさん@おーぷん 2015/04/12(日)09:59:44 ID:Z3Y
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